出張講演 2023年

「幸せな未来へ
いのちの大切さ、生きるための心(性)、性感染症を学んで
自分の人生を大切に自分らしく生きていくために」

(2023年7月 神奈川県立津久井高等学校 定時制)

東京医療保健大学 医療保健学部 教授
住民とともに活動する保健師の会
 渡會 睦子 先生

(講演要旨)

神奈川県立津久井高等学校定時制課程の生徒約20名、教員約10名の参加のもとで、思春期、性、命、ストレスへの対処、LGBTQさらに性感染症について講演を頂きました。前半は、生徒に質問を投げかけながら、「思春期の成熟は、命を生み出す体と心になる大切な時期」「心が不安定なのが思春期」「命はつながっている」「自分の人生を大切に 自分らしく生きていくために」などの話を、自分の経験も交えながら、具体的で分かりやすくお話いただきました。後半ではエイズ、クラミジア、梅毒を含む様々な性感染症の特徴や感染経路について、対応方法も含め教えていただきました。講師からの呼びかけに会場から応える場面も多く、今の自分を大切にすることが将来の自分も大切にすること、性感染症の予防には十分な知識の他、自分と人を大切に思う気持ちが大切であるというメッセージが参加者に強く届きました。
なお、本講演会は、テレビ神奈川による取材を受け、後日、ニュース番組の中で、講師へのインタビューとともに講演の様子が放映されました。


「感染症・食中毒の予防及び蔓延防止」

(2023年6月 三重県川越町社会福祉協議会)

医療法人尚徳会ヨハナ丘の上病院 小児科医長
松原 啓太 先生

(講演要旨)

三重県川越町社会福祉協議会の介護士、訪問看護員等、計37名の参加のもとで「感染症・食中毒の予防及び蔓延防止」及び施設からの追加リクエスト「疥癬の対応」に関して約1時間の講演が行われました。感染予防に関しては、新型コロナ感染症も含めて手指衛生の重要性、マスクの正しい着用での飛沫感染の防止効果について、また「食中毒とその対応」に関しては、ノロウイルス感染での対応について、分かりやすく説明されました。日常の業務にもつながる興味深い内容であり、職員の方は熱心に聴講していました。