出張講演 2025年

新型コロナウイルス・インフルエンザの予防
~拡げない・持ち出さない・持ち込まない~

(2025年12月10日 はくちょう園)

埼玉県済生会加須病院
感染対策室 副看護部長 感染管理認定看護師
小美野 勝 先生

(講演要旨)

障害者支援施設はくちょう園の介護士、看護師等の計34名の参加のもとで「新型コロナウイルス・インフルエンザの予防」について約1時間半の講演が行われました。
感染経路遮断の3原則として拡げない・持ち出さない・持ち込まないを挙げられ、その対策として標準予防策、防護具の着用、伝播の予防等が重要であるとの説明がありました。資料は、写真や絵が多く非常にわかりやすく、講演中には、実際に聴講者全員に手袋の脱着の実習、指導もあり、日々の実務に役立つ実践的な講演でした。また、施設で作成された感染症防止マニュアルについても、講師が事前にチェックし、講演のなかでその内容の講評も頂き、スタッフの方々の感染症対策への理解がより深まったものと思われます。更に、講演終了後に講師とスタッフ数名で、具体的な事例についてのディスカッションを行うなど、施設側も前向き・積極的に今回の出張講演を活用いただき、実りの多い講演会になったものと思われます。


コロナやインフルから身を守る
~治療薬・ワクチンの効果的な使い方を含めて~

(2025年10月2日 読売新聞東京本社)

東邦大学医学部 微生物・感染症学講座
大田区‐東邦大学 ウエルビーイング地域共創講座
教授
舘田 一博 先生

(講演要旨)

東京大手町の読売新聞本社にて、同社職員等 約25名参加のもとで、細菌とウイルスの違い、肺炎、虫歯、角膜炎などの細菌感染症、インフルエンザ、新型コロナ、帯状疱疹などのウイルス感染症についてご紹介頂き、続いて新型コロナウイルスの重症化リスク、ワクチンの開発状況、世界と日本のワクチンの意識調査の結果、感染症からどのように身を守ればよいかについてご説明頂きました。

新型コロナ感染症を通して、私たちは「感染症を正しく恐れ、冷静に行動すること」の重要性と感染対策の基本(3密対策、マスク着用、換気対策、手指消毒、早めの予防・診断・治療など)を学んだこと、新型コロナ感染症は、今後も流行を繰り返しながら何年かの間にコロナウイルスによる一般的な風邪になっていくと予想されるが、SARS、MERS、COVID-19とパンデミック感染症は繰り返し発生していることなど判りやすくご講演頂きました。

次の新たなパンデミックに備えるために「100日ミッション」*が提唱されており、私たちはどのような準備ができるか考えておかなければいけません。第一線で活躍されている先生のお話にはインパクトと深みがあり、感染症への理解も深まって、大変好評だったと感謝頂きました。

*100日ミッション:新たな感染症について、世界保健機関(WHO)が 「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言してから100日以内に、迅速診断薬の承認、安全で有効なワクチンの承認、治療法の確立など、危機対応医薬品等の実用化を達成するという国際的な目標。


高齢者施設における感染対策
~継続可能な方法で感染対策の質を上げよう!~

(2025年7月9日 老人養護ホーム湯々館)

大阪大学医学部附属病院感染制御部
副部長/看護師長/感染管理認定看護師
太田 悦子 先生

(講演要旨)

老人養護ホーム湯々館の介護士、訪問看護員、看護師等の計59名の参加のもとで「高齢者施設における感染対策」について約1時間の講演が行われました。
高齢者施設の介護士の業務を想定した非常にわかりやすい感染対策に関する内容で、確実に実施したい感染対策として手指衛生、防護用具の適切な使用などの標準予防策が重要であるとの話が印象的でした。実際にエプロンの脱着の実技も取り入れて蛍光塗料とブラックライトを使用し、自らの消毒がどこまでできているか、確認することができ、皆さん、最後まで熱心に聴講されていました。
手指衛生の標準予防策を再認識する講演で感染症対策への理解がより深まったものと思われ、施設で勤務するスタッフの方々には有意義な講演になりました。


施設で起こりうる感染症とその防止策

(2025年6月21日 社会福祉法人仁和会)

社会福祉法人 仁生社 江戸川病院
感染制御部 感染管理認定看護師
土屋 尚子 先生

(講演要旨)

府中市の社会福祉法人仁和会のはるみ福祉園にて、介護職員等40名程の参加のもと、施設で起こりうる感染症としてインフルエンザ、新型コロナ、感染性胃腸炎の3つに焦点を当て、各感染症の概要、ウイルスの特徴、感染予防対策について講演して頂きました。インフルエンザと新型コロナについては、感染経路やワクチンの種類とそれぞれの特徴についても説明されました。また、一般的な予防策としては手洗い・手指衛生・マスク使用、ゾーニング・換気の徹底、さらに高齢者や子ども、持病のある方は特に予防のためのワクチン接種が推奨されることを分かりやすい資料を元に説明頂きました。
ノロウイルスは感染力が強く、ウイルス排出期間が長い等の特徴があることから、次亜塩素酸による環境消毒の重要性が具体的な方法と共に示されました。
最後に介護等にあたる際のPPE(個人防護具)着用について、全職員が手袋とガウンを使用し、講師に実演頂きながらポイントを確認しました。施設からは今まで受けた研修よりも内容が深く勉強になったとのお声を頂き、参加者からの質問も時間が足りない程となり、実り多い講演になったと思います。


感染症って何だ?
ー感染メカニズム、感染性胃腸炎、予防についてー

(2025年5月23日 ワーカーズいきいきサポート労働者協同組合)

井口腎泌尿器科亀有
院長
荒川 創一 先生

出張講演5月23日-1
出張講演5月23日-2

(講演要旨)

江戸川区の小岩図書館にて、ワーカーズいきいきサポート労働者協同組合の介護士、看護師等の職員30名及び系列の施設よりWebにて10名の参加のもと、感染及び感染症の概要、感染予防対策全般、高齢者介護施設における感染対策及びノロウイルス感染症対策について講演して頂きました。
感染症の一般知識については、感染の種類や免疫による防御機構などについても分かり易く解説されました。また感染対策として、手洗い・マスク使用の予防、高齢者介護施設の感染予防、最後にノロウイルス感染症の特徴と予防対策について、それぞれポイントを押さえて説明頂きました。なお、先生には、職員からの多くの事前質問に対しても、文書で詳細な回答をして頂きました。
感染症専門医からの、情報量の多い、奥深い講演は、高齢者、障害者支援に関わるスタッフの方々にとって有意義であったと思われ、皆さん、最後まで熱心に聴講されていました。


疥癬の感染対策の基本

(2025年4月18日 ゆめの園りあん中野林特別養護老人ホーム)

埼玉医科大学 感染症科・感染制御科
教授
前崎 繁文 先生

前崎 繁文 先生
出張講演4月18日
出張講演4月18日-2

(講演要旨)

さいたま市の社会福祉法人ゆめの園りあん中野林特別養護老人ホームの看護師、介護士等の職員26名及び系列の施設よりWebにて15名の参加のもと、当該施設で長期間にわたる集団感染を経験したことのある疥癬について、講演頂きました。なお、講演前には、講師による施設内の見学も行い、実地で疥癬対策に関する意見やアドバイスもしてもらいました。講演内容は、疥癬の病因と臨床像、感染経路、臨床症状、施設内感染防止対策及び疥癬の治療について、多くの写真や見やすい図表のスライドを用い、分かり易く解説頂き、出席者は最後まで熱心に聴講していました。施設の担当者からは、「現場の現状を踏まえたうえで細かなご指導を頂き、大変参考になった」と感謝して頂きました。講演後には参加者から多くの質問も出て、有意義な講演となりました。


感染症対策
-ノロウイルスと新型コロナを中心に-

(2025年2月6日 社会福祉法人自立の里 大地)

医療法人 西福岡病院/介護老人保健施設 西寿
施設長
青木 知信 先生

青木 知信 先生
出張講演2月6日
出張講演2月6日_2

(講演要旨)

福岡市内の社会福祉法人自立の里 大地の看護師、介護士等の職員30名以上の参加のもと、ノロウイルスと新型コロナウイルスの特徴と感染症対策について講演いただきました。
食中毒の中で対策が難しいノロウイルスについてはその概要と予防策の話と5類感染症に移行したとはいえ、感染性は依然高い新型コロナウイルスについては歴史、変遷、社会問題、最近のウイルスへの対応の変化等について詳細に大変分かり易く説明頂きました。
感染症専門医からの情報の多い、奥深い講演で、障害者支援の勤務するスタッフの方々には有意義な講演になりました。出席者は最後まで熱心に聴講していました。